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マイクロスコープのレンズ構成

レンズ構成

接眼レンズから対物レンズまでのレンズ構成は、標準スタイルとして下の写真のようになります。
それらの2種類の上下レンズの間に3段階(Type-iQ)もしくは、6段階(Type-xR6)・手動ターレットステップ式の変倍機構が搭載された鏡筒部があり、全体で3つの主要なエレメント構成となります。
すべての、レンズにはドイツSchott製レンズが使われていますので、輪郭にゆがみや色のにじみがない明瞭で精細なコントラスト画像が得られることが、SILERマイクロスコープの高い人気を支える特長となっています。

アポクロマティックレンズ搭載

SEILERマイクロスコープの基本レンズ構成は、すべてにアポクロマティックレンズ搭載しています。
さて、アポクロマティックレンズが他のレンズとどのように違うのかをご説明いたします。
下の図1は、イラストで光の3原色とレンズ屈折による焦点の変化を3種類のタイプのレンズで比較します。


一番上が、普通のレンズです。Red, Green, Blue(赤、緑、青)略してRGBと言いますが、レンズの中心から外れた部分では、それらの3原色の屈折率の変化が顕著に表れてきます。
それらの光の色の違いによって、焦点が狂います。それを色収差と呼びます。
2番目が、クロマティックと言われる一般的なレンズ構成です。この場合は、赤と緑の2色が補正されています。まだ、色収差が残っています。
3番目は、SEILERマイクロスコープで使われているアポクロマティック式レンズ構成です。色収差が、まったくありません。
アポクロマティック式レンズ構成は、光の3原色の屈折率を理想的に補正して、画像全体のゆがみや色のにじみが現れるのを抑えます。つまり、すみずみまで明瞭な画像で見ることができるもっとも、高級なレンズ構成です。

SEILER マイクロスコープの動作・各部の動き

SEILERマイクロスコープ拡大レンズの11倍は、他社の製品の20倍以上に匹敵します。その高度な技術は、SEILERスナイパースコープにありました。
イラストを見ていただくと、3種類のレンズの中で明らかにアポクロマティックレンズが光の焦点の狂いがなく(色収差がない)、光の3原色が一点に集約している最高のレンズということがわかります。この現象は、色がにじんだり、輪郭がゆがんだりする現象で、レンズの中心よりもその周辺で発生します。
つまり、マイクロスコープで色収差がないレンズを使うことは、低倍率でもはっきりとした輪郭や精細な画像が得られることを指しています。SEILERの11倍は、他社機の20倍レンズに匹敵するとユーザーの皆様から高い評価をいただいています。この様子は、テレビの解像度で言えば、従来のTV信号による映像とハイビジョン信号による映像の比較で表現することができます。


低倍率でも、より明確に見えるということは、不要に拡大率を上げて視野を狭くする必要がありません。さらに、低拡大レンズの良さはレンズの焦点深度が深くなることです。


つまり、焦点の奥行が深いので、視点を移動するたびに、いちいち微調整を繰り返す回数がたいへん少なくなるという利点も付加されます。これは、精密外科手術などでは術者の疲労防止のために、非常に有利な条件です。SEILERマイクロスコープのレンズは、他社に比較して口径が広くできています。レンズ口径が広くなるほど、焦点深度も深く大きくなるからです。 したがって、なぜ、アメリカ合衆国政府が軍隊のスナイパースコープなどの武器照準器にSEILER製品を指定しているのかが納得できるわけです。SEILERマイクロスコープは、最高の光学技術を持つ米国政府指定の光学機器メーカーの技術の結晶です。